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メンバー全員1986年生まれ。2006年
a flood of circle結成。 バンド結成の翌2007年に早くも1stミニアルバム「a flood of circle」をイン ディーズ・リリース、弱冠ハタチ(当時)とは思えないその音楽観と卓越したラ イブパフォーマンスに注目が集まり、FUJI ROCK FESTIVAL'07に出演。 2008年には2ndミニアルバム「泥水のメロディー」を、さらに3ヶ月連続でライブ 音源をリリースしてシーンに頭角を現し、年末のCOUNTDOWN JAPAN 08/09に出演 を果たす。 2009年1月、初のワンマンライブを新宿ロフトで行いソールドアウト、3月には インディーズラストシングルがTOWER RECORDSインディーズチャート1位、レコ チョクロックうたで1位&2位を獲得し、ロックファンの脚光を浴びる。 同年4月、1st Full Album『BUFFALO SOUL』をSpeedstarからリリース。全国ツ アーを各地で満杯にする中、7月12日の代官山UNITツアーファイナル直前にギタ リストが失踪するも、バンドは入魂のパフォーマンスを披露し、つづくFUJI ROCK FESTIVAL'09、ROCK IN JAPAN FES. 2009のステージも大絶賛を受ける。10 月、東名阪クアトロでの自主ライブ企画開催と同時に失踪したメンバーの脱退を 正式発表し、新たなスタートを切った。
2nd Album
『PARADOX PARADE』
Speedstar Records
VICL-63477 ¥2,500(tax in) 2009/11/18 1.博士の異常な愛情 2.Paradox 3.Ghost 4.アンドロメダ 5.月に吠える 6.-session #3- 7.Forest Walker 8.噂の火 9.Flashlight & Flashback 10.水の泡 11.プリズム ◇Guitar by M-1,3,10 奥村 大(wash?) M-7,8 菅波栄純 (THE BACK HORN) M-4,11 竹尾典明 (FoZZtone) M-2,9 安高拓郎 (椿屋四重奏) |
先日の渋谷CLUB QUATTROの模様です
photo by h.o-mi それがきっかけで興奮状態に導かれたのかも知れません。 暴走というわけではなく、良い意味で攻撃的な気持ち。 さてライブレポートと銘打ちながら逸れがちなのはいつものこと、 でもいつになく長ーーーい話をお赦しください アルバムの話をします。 4月22日、 我々a flood of circleの1st FULL ALBUM 「BUFFALO SOUL」 が発売となりました。 僕はこのアルバムが完成するまでに、 結成から3年の全て、もっと言えば生を授かってから22年の全てが入っている(入ってしまった)と思っています。 というと、重苦しい感じがするかもしれませんが、実際はとても愉快なアルバムになったと思うのです。 なぜなら、楽しんで作ったから。 正直、去年秋口くらいのままの4人だったら、重苦しいアルバムになったかもしれないとも思います。 今思うと、ストイックの意味を履き違えたまま外側にも内側にも猪突猛進して、 転がってぶつかってもがいて、あと3年くらいしたら青春だなーと笑い飛ばしていたいと願ってしまうような、 とにかく混乱した時期を過ごしていた気がします。なくなっても不思議じゃなかった。 成長の過程で、何かをなくしながらそれでも行かなくちゃならない時期だったのかなあと、今は思います。 でも、バンドは生き残りました。それを越えたきっかけが何だったかは、思い出せないのです。 ただ確かなのは、4人は音楽が好きだということ。 秘策はない。戦略なんて全くないけど、楽しいから始めたんだってこと。 ぎりぎりのところに落ちたとき、原点に立ち返らざるを得なくなったのかも知れません。 原点回帰というと聴こえが良いですが、今の時点では、 自分にとってすべきことが音楽である それだけが支えだということに気付いたんだと思っています。 音楽を好きになって楽器を始めてバンドを組んでいつからかねじれて、 あらためて今できることを楽しもうぜという状態に、22年目のスタート地点に、我々は立ったのです。 「22年分が入ったファーストアルバム」とは、そんなような意味です。 楽しもう、というモードは、音作り、曲作り、現場の空気にまで、良い影響がありました。 僕らは音楽的な意味でブルースロックという古めかしい方法を背負いがちでしたが、形式を拭って、 もっと自由に、もっと自分に素直に、という作業に重点を置きました。 3コードや12小節進行やシャッフルビートなんかなくても、そこに本気の自分がいれば、心から叫ぶべきだと思ったことを自分自身や誰かに向けて本気で叫ぶことが出来れば、それは本来的な意味でブルースだと思うのです。 僕にとっては、 自分のことを自分のやり方で自分に正直に、誰かに伝える この行為の名称こそブルース。と勝手に定義づけています。 誰かにとってそれが違っても構わない。 僕が知る限り手軽に聴ける最も古い音源=100年前~90年前に記録されているブルースはメジャーキー(明るく楽しい印象のキー)が圧倒的多数です。 個人的な愛の歌でも社会的な訴えの歌でも。その人にとって大事なことをその人のやり方で誰かに伝える。 昔から同じ。 最近流行の作家の方の小説に「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」という台詞がありました。それが絶対の正解かは知る由もないですが、僕もたまたまそういうタイプなのかもしれません。 あ、方法としてのブルースも、もちろん捨てていません。それがそのときの自分を表す上で必要と判断したら、3コードも12小節もシャッフルも、重要な選択肢のひとつです。 捨ててませんなんて言い方はえらそうですが、音楽的要素を自分を表すために使いこなすには、練習、練習、練習。 そうなんです今でも課題問題は山積みです。精進してツアー臨みます。ライブはダイレクトに発して受け止めて貰う唯一のチャンスです、一緒に楽しみましょう。 改めて、アルバムぜひ聴いてほしいです。この気持ちは、楽しむために、音楽という不確かでしかし大事なもののために、我々はヘタクソなりに今もてる全力を尽くしましたと胸を張れるからこそ、生まれています。 この長ったらしい文章を僕と「俺の大事なメンバー」の師匠であるエノモトさんが読んだら ひやあ~相変わらず青臭いやっちゃ! とにこにこしながら冷やかされそうですが、これを所信表明として記しておきたいと思います。 もちろん肝心なことはこんな文章のどこにもなく、全て結果として音楽になっているとも思っています。 (ここまで読んでもらってこんな言い草は、アレですかね) だから、聴いてほしい。 とりとめもなく矛盾だらけの文章にお付き合い頂いてありがとうございます。 関わって下さる全ての人に心から感謝しつつ、 BUFFALO SOULがどうか少しでもあなたの一部に宿りますように 佐々木亮介
by afoc_ex
| 2009-04-23 00:38
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